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ニュースクラップタウン

私事で恐縮です。

旅のまえ足うしろ足

 

ゴジラ

ゴジラ

 

18日木曜日。『シン・ゴジラ』の興奮冷めやらず、1954年版の『ゴジラ』を観る。めちゃくちゃ面白い。昔の東京の街並みとネオンにもわくわくする。島の言い伝えというのがあるので、出現後に祈祷のシーンがあるのが印象的でした。『シン・ゴジラ』にはそういう発想も出てこないのが象徴的だ。

公開からしばらく経ってもTwitterのタイムラインに『シン・ゴジラ』の話題がのぼらない日はなく、発生可能上映やハッシュタグの盛り上がりを眺めて楽しんでいます。作品に対するリアクションや二次創作的なイラスト・発言をリアルタイムで楽しむのは、個人的に『あまちゃん』以来だな。そうそう、『あまちゃん』といえば、「のん」こと能年玲奈ちゃんが主演声優を務める映画『この世界の片隅に』楽しみですね。予告編の声を聞いただけでちょっと泣いちゃいそうだ。


映画『この世界の片隅に』予告編

 

21日日曜日。恵比寿リキッドルームにて『カクバリズムの夏祭り~Summer's Here~』へ。Trafficのときと同様、今回もメインステージをずっと見ていた。思い出野郎AチームはKATAから人が溢れていて見れず。トップバッターのあだち麗三郎クワルテッットからトリのVIDEOTAPEMUSICまでずっと楽しかったなーhei tanakaのライブは衝撃的だった。無茶苦茶で格好良いな。カメラマンの大関泰幸さんがステージ上でライブを撮影する「純主観シューター(ズ)」(毎回違うカメラマンが撮るようだ)という試みも、動きが多く身動きが取りにくいライブで大関さんがこの瞬間にどこを撮りに動くのかが見れるのが面白い。リキッドルームのステージに21名のビッグバンドを詰め込んだ二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Bandの盛り上がりはこの日一番と言ってもいいのでは。あのステージのルックだけでもテンションが上がるってものです。ビッグバンドに負けていない二階堂さんの歌と存在感ももの凄い。生命力と幸せの塊って感じだ。

VIDEOTAPEMUSICの前、HALFBYのDJではPUNPEE「お嫁においで2015」やcero「summer soul」をいい感じにお酒が回った角張社長が熱唱する一幕も。良いイベントだなー。トリを務めたVIDEOTAPEMUSICは花火の映像とともに真美鳥「骸骨の花嫁」のカバーにはじまり、「Sultry Night Slow」「Speak low」など前半はメロウなセットで祭りの終わりのチルアウトといった趣。今回はいつもの思い出野郎Aチームからの3人に加えて潮田雄一さんがギターで参加。私のいた位置の関係か少しだけ聞き取りづらかったのが残念でしたが、「Kung-Fu Manbo」でのソロが効きまくっていて格好良かったなー思い返せば、去年のカクバリズムの夏祭りで初めてライブを見てから今の今までVIDEOTAPEMUSICに夢中なのであった。今年も最高の夏祭り、Summer's Here。


VIDEOTAPEMUSIC / Kung-Fu Mambo live at LIQUIDROOM 2015.08.08

 

23-24日 旅行

vanity73.hatenablog.com

 

25日木曜日。ちょっとした旅行気分を引きずったまま横浜へ。

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特別美味しくも不味くもないエビチリ定食を食べる。レジの後ろに無造作に貼られたファックスや書類の中に、バラエティ番組からの「企画書を送りましたので確認お願いします」という内容のものがあって気になった。それ見えるところに貼ってていいの?どういう企画で出たの?という。

中華街、近くまでくるとなんとなく寄ってしまうけれどリーズナブルで美味しいお店にありつけたことがない。以前、入ろうとしたお店が満員だったので別館を案内すると言われてついていくと、店と店の間のときどき厨房が見える路地裏を通過し、到着したら前に一度来たことのある微妙なお店だったことがある。思わず笑っちゃったし、脇からチンピラでも出てきそうな路地裏を通ったのドキドキして楽しかったな。

うかうかしてると押し売りされそうになる栗屋とか可愛くないパンダのお土産とか、全体に漂う胡散臭さが好きで寄りたくなってしまうんだなー。あと、行くたびに部屋の天井を龍やランタンの紙飾りで埋め尽くしたいという願望を刺激される。

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山下公園マリンタワーもうろうろする。赤レンガ倉庫と大さん橋は、歩いて行くには少し遠い。遠くから見るとジオラマみたいだ。山下公園にはドラマ『デート』のお馴染みの待ち合わせ場所である噴水があるし、マリンタワークレイジーケンバンド推しだしむちゃくちゃ好きです。

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横浜までやって来た目的、KAJALLA #1『大人たるもの』をKAATにて観劇。KKPPotsunenKKTVを経て、新たに打ち出されるコント公演がどういうものなのか期待だけではなくて、ギミックにまみれたりしてるのかなあとか不安な気持ちもあったのですが、純然たるコントでとても嬉しくなった。「何か」が不明瞭なまま終わる最初のコントや、2つのシチュエーションを同時に演じるコントなどわくわくする構造やアイデアに、ただただ下らないシークエンスが乗る。そのどれもが面白い。たまらない。4つが繋がった医者のコントが特にお気に入りなのですが、あの最高にくだらない最後のために3つのコントを積み上げていたと思うとそのバランス感覚に脱帽。あの片桐さんめちゃくちゃ最高でした。ちょっとはみ出している人から人ならざる者まで、片桐さんの右に出る者はいないと改めて思い知らされましたよ。

小林さんのアイデアをこの上ないクオリティで演じるメンバーも素晴らしい。5人から2人のものまで、組み合わせで雰囲気が変わるのも見どころでした。竹井さんと辻本さんはKKPでは拝見していたのですがオムニバスで見たのは初めてで、幅広さに改めて驚きました。そして、初めて拝見した安井順平さん、凄いんですね…いままで小林賢太郎作品には無かったような冷静さと不気味さを備えた存在感。居酒屋のコントでのキャラクター像、いつの話してるんだ?というステレオタイプではあるのだけれど、演じる安井さんがもう最高で最高で、あの人ずっと見ていられるなー。片桐さんとの対比も効いてる。この居酒屋のコントが一番最後のコントに次いで「大人」を意識して作られていたような。

音楽と薄暗い照明の中での転換も相変わらず格好良い。徳澤さんの音楽、今回はガムランのような雰囲気のものもあったりして新鮮でした。今後もこのメンバーでいくのか、変更があるのかは分からないですが(各々の活動もありますし)、KAJALLA、ずーっと続いてほしい。

 


映画『ペット』本予告

 26日金曜日。友人と映画『ペット』を観る。友人と映画を観る、って行為何年ぶりだろうか。6年ぶり2回目、とかそのくらい。本編以上に楽しみだったミニムービー『ミニオンズ アルバイト大作戦』最高でした。ミニオンズを永遠に見ていたい。なんならミニオンになりたい。

『ペット』は飼い犬、人間に捨てられた動物たち、保健所と出てくるのでクリティカルな方向へ行くのかしら、と一瞬思ったのだけれどあくまでも動物目線での冒険譚、といった感じ。マックスとデュークが冒険を通じて仲良くなっていく過程もスタンダードで良いし(バナナマンのアフレコも結構好きです)、路地裏の野良猫たちが可愛くなくてむちゃくちゃ可愛い。あのピンクの猫、出番が少なくてすこし寂しい。あと、この映画で一番好きだった、突如始まるウィンナー王国のアシッド感が凄い。絶対ヤバいもんが入ってますよ。ちょっとミニオンっぽくもある。

 

27日土曜日。ようやく時間ができたので楽しみにしていた『芸人キャノンボール 2016 in summer』を観る。

www.tbs.co.jp

早朝、静岡市内の街頭ヴィジョン、家電量販店のテレビに映る生放送番組。それを眺める人々。この画のためにスタートに生放送出演を選んだのだろうか、とすら思う格好良すぎるオープニング。最初のお題「とにかくにらめっこが強い人」での、難航しているかに思われたジュニアチームが圧勝する無駄の無い編集。挙げればキリがないほどの見所が用意されていて今回も面白かったなーバラエティ、ドキュメンタリー、ドラマの面白さ全てを兼ね備えている。おぎやはぎチームがヒールとしてアンガールズ田中の拉致やETCカード盗難を仕掛けていく様にドラマが作られていく過程が見られる一方で、にらめっこ対決で募集人員を確保していた有吉チームが、カンニング竹山がトイレに立っている間に着順1位を取られるという、意図していないところでちょっとしたドラマが起こっているのも面白い。車中の芸人たちの会話も番組を意識している部分と素が出ている部分が絶妙で延々と見ていたい。いかにも得意そうな水着ギャルのナンパだけでなく、にらめっこ対決の人探しで競艇場の和製ボブ・マーリーに「賭け方教えてください」と話しかける自然なテクニックにもロンブー淳ことクラミジア・フォックスの凄さに感心してしまった。トークなどのバラエティ番組以上に各々のキャラクターが出るのも面白いなー10月から『クイズ☆タレント名鑑』が『クイズ☆スター名鑑』と名前を新たに復活するのもめちゃくちゃ楽しみだ。

 

29日月曜日。お祈りメールよりもチケット落選メールの方が身にこたえるなんて思っていたけどいよいよそんなことも言えない状況になってきた。就職活動で一番重要なのは情報収集だなというのを今更痛感し、自分の情報弱者ぶりに打ちひしがれ、でもそこまで真剣にも必死にもなれないことに焦るようなそんなに焦っていないような、他にも道はあるだろうし、今の志望先が合っていないんだろうな、この仕事はキツそうだし、転勤はしたくないし都内がいいし、これもそれもあれも向いてなさそうだし、調べるのも分かんなくなってきちゃったな、ミニオンになって毎日楽しく最強のボスのところで働きたいな、絶対楽しいと思うな、そもそも定職に就けなくても死ぬわけじゃ、取り柄もやりたいことなんてのもないから就職活動してて、本とCDを買って月に何度かライブと舞台に行くお金があればそれで、それだけでよくて、服は古着が好きだから、ヴィンテージとかそういうことじゃなくって、それって十分贅沢かしら、家賃と光熱費と電気代と水道代とガス代、でもそのまま年を取ってどんな生活が、保険とか年金とか、中学から大学まで私立に通わせてもらってそんな娘が定職に就かないというのは親はどんな気持ちになるのか、このまま実家に住み着くのかな、『ドキュメント72時間』とか『家、ついて行っていいですか?』とかで色んな生活や人生の断片をみて、励まされて、色んな生き方があるから、就職、結婚、出産だけが人生のルートじゃないから、とか自分に言ってみるけど、そんなこと思っているうちは私は甘くて、それはその、ちゃんと生きている、ドキュメンタリーに映る人々に一番失礼な考えで、どうしようもなくて、こっちは寝転がってテレビ観てて、エントリーシート書いて、勉強もしないで筆記試験受けて、対策もしないで面接受けて、落ちて、あーあ、とだけ思って、まだ心のどこかで、いや真ん中で、なんとかなるだろなんてナメきってて、追い込まれてる風を装ってみても真剣にはなれなくて、駄目だったときの対処法と最善策をなんとなく考えて、あーあ、どうか、この前申し込んだお芝居のチケット当たりますように。

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