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ニュースクラップタウン

私事で恐縮です。

遠のく春の日

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3月から欠かさず飲んでいるアレグラの効きが良くて、自分が花粉症であることなどすっかり忘れたような気分でいたのですが、こうなると今度はいつまで薬を飲めばよいのかわからなくなってしまった。花粉って毎年どのくらいまで飛んでいただろうか。ゴールデンウィーク明けくらい?最近はブタクサやら何やら夏にもムズムズと気配がするので困ってしまう。それにしても、体質に合っているのか朝1錠のめばくしゃみも出ないし眠くもならないしとても優秀だ。最近気になるひとが何か漢方的なお茶を飲んでいるせいか花粉の症状が出ないと話していて、会話するチャンスだったのに緊張のせいで「ほぉ〜」とアホみたいな返事しかできなかったことが心残りです。なんか、電車とか街の中でばったり会えたりしたら良いのにとこの頃はいつも考えている。帰り道が違うなら、同じにしちゃえば良いんだけどそれもできなくて、きっと、これは恋ではない。

4月23日、日比谷野外大音楽堂にてceroのワンマンライブoutdoors。バイト終わりに駆けつけたので「Yellow Magus」あたりから見られました。おそらく日が落ちる時間を見込んで演奏されたであろうムード満点の「FALLIN'」やVIDEOTAPEMUSICをVJに迎えての「夜去」「Narcolepsy Driver」などなどこれまでの曲もさることながら、終盤にかけて披露された新曲群の素晴らしさたるや、ceroは一体どこまでいくのだ!と興奮せずにはいられなかった。MODERN STEP TOURからの新編成で加わった小田朋美(シンセサイザー)、角銅真実(パーカッション)の存在がやはりとても大きくて、DCPRGを思わせる複雑かつ狂騒的な演奏とこれまでceroが築き上げてきたポップや詩情、音楽的な豊かさが融合してとんでもないことになっている。本編の最後に披露された新曲で、波の音を響かせながら退場していくceroの格好良さに痺れた。「街の報せ」と「大停電の夜に」で余韻を残すアンコールもとても好きでした。照明が落ちたステージに響くコーラスの美しさ。 複雑であるのに軽やかで取っつきやすくて、なおかつ〈普通の会話を愛している〉というラインを響かせることができるのは、もう本当に凄いことだしceroにしかできないことだ。マジ格好良いです。演奏は格好良くて、MCになった途端に雰囲気がふにゃふにゃになるところとかも愛おしすぎますね。

www.tvk-yokohama.com

三浦直之脚本、松本壮史演出、江本祐介音楽という最強の布陣のドラマ『デリバリーお姉さんNEO』1話とても良かった。もはや三浦節、松本節、江本節とでも呼びたくなるようなそれぞれの個性が心地よく炸裂している。レンタルお姉さんふたりとも可愛いし、島田桃子さんの声や佇まいの良さもフルに発揮されていた。誰かを好きでい続ける気持ちをこんなに爽やかに可愛らしく素敵に肯定してくれる作家って意外と他にいないな、と最近思う。キラキラしているけど、不思議とそれだけではない哀しみや儚さも内包しているのも好き。

5月2日、帰りに井の頭公園でロロの『パークス・イン・ザ・パーク』が観れることと、明日から連休なことが嬉しくて、昨晩の『キングちゃん』を観ながら髪を巻いたりした。キングちゃんのフリースタイルバトル、感動的に面白かった。芸人が各々の力を発揮できるうえに、そこから更にポテンシャルを引き出す番組の采配という完璧な構図。ストレスなく笑えるの本当に最高なのでずっと続いて欲しい。

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井の頭公園の競技場に特設されたテントで行われたロロの『パークス・イン・ザ・パーク』。スピンオフのもととなった瀬田なつき監督の映画『PARKS』は未見なのですが、問題なく楽しめました。これを観たからには映画も観ねばな。ステージにはベンチがふたつ。開演前にロロ主宰の三浦さんがピンク色の紙吹雪を撒いている。オレンジ色の照明に照らされるととても綺麗なその紙吹雪が後々大変なことになってしまうことはまだ知る由もなかった…笑

テントの外から客席まで縦横無尽に使って、時間を軽々と超えてみせる演出が楽しい。テントということで本筋とは無関係のアングラ演劇のトレースや、観客総出で花びらに見立てた紙吹雪を拾い集める遊び心も野外イベントならではで、時間の共有や体験という側面が大きい公演でした。子どもの声や犬の鳴き声がまざったり、三浦さんが撒いた花びらが多すぎて終演後にも拾い集める光景も、この日限りの特別な瞬間だった。

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ふんわりとした気持ちのまま思ったよりも暗い井の頭公園を抜けて吉祥寺の町へ出た。井の頭公園ってもっと賑やかな場所というイメージがあったけれど、場所によってはとても静かで閑散としている。吉祥寺方面から行くと入り口にある和歌水という宿、渋いなと思って眺めていたら休憩の文字と奥の入り口にネオンが見えて俄然興味がわいた。入ってみたい。

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ゆりあぺむぺるで夕食。最近コーヒーが飲めるようになって喫茶店に入ることが多くなった。まだ21時前だったので少しふらふらとして電車に乗る。定期券を買ったりしていたらなけなしの貯蓄がなくなって来月のお給料日までスッカラカンなのであまり遊んでいなかったけれど、せっかく都内に勤めているのだから時間に余裕があるときはもっとうろうろしてもいいのだな。お給料が入ったらレコードプレーヤーを買うんだ〜とずっと思っているのに、気付けばお札がチケットに変わってしまう。

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5月3日、ゴールデンウィークの1日目はドライブへ出かけた。目的地は神奈川県平塚市にあるPEPPER'Sドライブイン。富士山が見える田舎道を走ると突如現れるアメリカンでイカした建物。大変にフォトジェニックで写真では派手に見えるけれど実際にみると落ち着いていて周りの風景から意外と浮いていない。

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赤いエナメルラメのソファが可愛い店内に所狭しと陳列されたBIGBOY、スヌーピー、ディズニー、プレスリーetc...自分自身がその筋のマニアでなくてもテンションが上がる。こういう趣味に忠実な喫茶店なり雑貨屋は収集癖のある人間の夢ですよね。

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湘南、鎌倉を流しながらアウトレットに寄って、川崎の工業地帯と横浜の夜景を眺めながら帰路についた。うまいこと渋滞にもはまらずに快適で、田舎者のロールモデルのようなドライブ。楽しかった。ちょうど22時前に家に帰り着いて『水曜日のダウンタウン』の早弁先生を観て涙を流しながら笑った。とろサーモン久保田もすごいし、バイきんぐ西村さんが林檎を頬張ったりカニを持って歩いている絵面だけで幸せな気持ちになっちゃう。水曜日のダウンタウンが毎週のように最高の西村さんをお届けしてくれるので最高。

www.hibana-netflix.jp

5月4日、撮り溜めていたNetflix制作のドラマ『火花』を最後まで観た。最終話のスパークスの漫才で嗚咽するほど泣いてしまった。真樹(門脇麦)の「あほんだら」でも泣いた。徳永(林遣都)と神谷(波岡一喜)のことこんなに好きになるなんて。映像の質感、カメラワーク、俳優たちの演技、漫才、表情すべてが切実ですさまじくてフィクションであることを忘れそうになるくらい没入して観た。映像で語るってこういうことだ、というショットの連続。これからのドラマにとって希望のような作品だ。原作を読んだときは正直ピンときていなくてこれを漫才やコントで表現できたら格好良いのになと身も蓋もないことを思ってしまったけれど、ドラマを観たらあの年月や歩き続けた時間は絶対に必要だし、原作の余白がドラマの豊かさを生んだのかなと思うと、こんなに素晴らしい映像化って他にないんじゃないかというくらい。大好きだー

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特に予定もないので溜まっているラジオをタイムフリーで聞きながら部屋の模様替えをする。雑誌を綺麗に収納したくて使っていなかった棚を他の部屋から持ってきたのだけれど、ものが増えて余計に収集がつかなくなってしまった。大きなものを運んだり細々したものをバラ撒いたりしていたら疲れてしまって、2時間ほどうたた寝。午前中に『火花』で号泣したので目も重たい。次の日も引き続き模様替え。片付いたような余計に散らかったような。束の間の3連休が終わり、またアルバイト。1ヶ月が経って出来るようになったことと苦手なことが見えてきて、もうそろそろ新人でもなくなってきた。大きな失敗はいまのところしていないけれど、契約更新できなかったらどうしようという不安感がじわじわと。どこにいてもなにをしても常に自分はなにもできないという感覚に苛まれているけれど、「できている」と慢心するよりはマシかなと思って不安感と付き合っている。死ぬまで一生、これでいいのか不安なままのような気がする。そして、こんなときに観る『ひよっこ』が沁みて沁みて仕方ない。1週目以降なんとなく観ていなかったのだけれども、良い評判を聞くのであわてて先週から見始めた。おかっぱ眼鏡の澄子ちゃん、可愛すぎませんか。あのキュートにもほどがある寝顔。目元は吉岡里帆っぽくて、ちゅんと先のとがった鼻と上唇はのんちゃんにも似てる。最強じゃん…思えば、大学に入りたてなうえに交際していたひとにフラれ不安定の絶頂期だった2013年の4月には『あまちゃん』に毎日支えられていたのだった。いまの私には『ひよっこ』と『やすらぎの郷』と『デリバリーお姉さんNEO』がある。

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