ニュースクラップタウン

私事で恐縮です。

好き放題

f:id:Vanity73:20210614210949j:image月に一度の土曜勤務を終えて、行ったことのない町へ車を走らせて食べたロイヤルホストアップルマンゴーブリュレパフェ。マンゴーが舌に触れた瞬間に目が覚めるような甘さ。人が増えはじめる前の夕方、街道沿いのロイホはほどよく静かで寂しくて居心地がよかった。
f:id:Vanity73:20210614211003j:imageまだまだ甘いものが食べたい気分だったので、駅前のポストに図書館の本を返しに行くついでに歩きながらコンビニで買ったアイスを食べた。梅雨に入る前の少しひんやりとした風が心地よくて散歩にはうってつけの気候。近所から見える高速道路は、夜が特別に美しくて何度目にしても胸がいっぱいになる。
f:id:Vanity73:20210614210940j:image数日前から無性に食べたくて、仕事の昼休憩にお弁当を食べた後、駅前のミスタードーナツまで自転車を走らせて食べたエンゼルフレンチ。職場の周りは、最寄りが個人で営む山崎ショップと味のある中華料理屋のみという何もない立地だけど、自転車なら5分もあれば駅前に来れることになぜだか今まで思い至らなかった。日が高いお昼は気温も高くて、あっという間にやわらかくなるチョコレートのコーティングが美味しくて頬張る。
f:id:Vanity73:20210614210957j:image午後に半休を取った平日、退勤してそのまま葉山までドライブ。近代美術館で彫刻を見て、海岸で食べたミニストップのキャラメルプリンパフェ。この日は早く来た夏休みのような陽気で、ソフトクリームがあっという間に溶けていく。鎌倉、逗子は平日だけどそれなりに人出があって車も混雑したけれど、景色がいいので渋滞も苦ではない。車だと人と接触せずに観光地の空気を味わえるので安心感がある。安心感、というよりも罪悪感が多少まぎれるといったほうが正しいか。真昼のギラギラと眩しい水面と、夕陽を反射する水面、薄桃色から徐々に紺が深くなっていく空と、国道沿いに連なるチェーン店の看板、車内で聞くVIDEOTAPEMUSIC、いまできる最高の娯楽を堪能した。
f:id:Vanity73:20210614210944j:image梅雨入り前の最後の土日、いつもは自転車で15分ほどの写真屋さんまで、アイスを食べるために散歩する。これをアイス散歩と呼ぶことにした。自転車では通らない道をうろうろ歩いていると、いままで気が付かなかった気持ちのいい緑道や眺めのいい農道を見つける。陽射しは暑いけれど、風の芯のところはひんやりと冷たくて、遠くの雨の気配を感じる。これがむわっとした湿気に変わっていくのにそう時間はかからないだろう。それでも汗をかいたので、15時頃にお風呂に入る。明るいうちに入るお風呂は夏休みという感じがする。

f:id:Vanity73:20210614210953j:plainもうすぐ健康診断だから甘いものを控えようと思っていたのに振り返ると甘いものばかり食べている。けれど、パフェやケーキを食べたときはご飯を食べなかったり、日々の食事も野菜中心になっていて、かえって体重は減っている。摂取カロリーよりも消費カロリーが上回っている証拠で、風邪をひいたりしていないので栄養は採れている気はするけれど、妙にぐったりしたり疲れやすいのは明らかに何かが足りていなくて、無性に甘いものが食べたくて気が付くとファミレスのデザートメニューを検索していたり、むらむらと欲望がすべて食欲に向いている。

f:id:Vanity73:20210606210149j:plainお金が全くない訳ではないのに、急に値上がりした葉物野菜や1パック500円以上のお肉やお魚を買い渋ったり、体重も想定より減っているのに外食や甘いものを食べるには何かしらの口実を付けたり、必要以上に自分を抑圧している気がする。仕事は苦じゃないけれど黙っていれば時間をやり過ごせてしまうことにどこか物足りなさを感じていて、せっかく申し込んだ簿記の資格の勉強にもいまいち身が入らなくて、何も頑張れていないという後ろめたさも手伝っているのだと思う。

f:id:Vanity73:20210606210129j:plain年齢を重ねて代謝が落ちる前のほうが脂ののったお肉やグラスいっぱいの生クリームを味わえるし、お金を貯めこんだって使う前に死んでしまうことだってあるかもしれない。食べたいときに食べたいものを食べて、欲しいときに欲しいものを買うことができるのに。そうしないのは、我慢をしていることが気持ちいいからだろう。欲望はかなわない時間が醍醐味で、かなってしまった瞬間に気持ちが萎えてしまう。こんなことばかり考えているのも、たんぱく質セロトニンが足りていないからだ。