ニュースクラップタウン

私事で恐縮です。

平成28年年間報告

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今年も間も無く終わるので印象に残った諸々をざっくりと分野別に振り返ります。

 

舞台

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今年はいつ高2『校舎、ナイトクルージング』でロロ、『夫婦』でハイバイの芝居を初めて観た。小、中規模の演劇というのは未知の世界だったのだけども、とても面白かった。ロロの役者さんはみんなキャッチーでとても可愛い。この人の作品は必ず観に行くリストにロロとハイバイが加わりました。

大人計画的には、4月に細川徹あぶない刑事にヨロシク』、7月に松尾スズキ『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』、11月に宮藤官九郎 大パルコ人③『ステキロックオペラ  サンバイザー兄弟』と充実していた。平岩紙近藤公園の二人芝居『あたま山心中』(竹内銃一郎作、寺十吾演出)も濃密でとても印象に残っている。二人の演技はもちろん、桜の木の美術と照明も美しくてとても良かった。少人数の芝居といえば、吉高由里子高橋一生キムラ緑子の『レディエント・バーミン』(フィリップ・リドリー作、白井晃演出)も面白かったなあ。スリリングでした。

この人の作品は必ず観に行くリスト上位のケラリーノ・サンドロヴィッチは『ヒトラー、最後の20000年〜ほとんど、何もない〜』とKERA・MAP『キネマと恋人』という両極端の作風をそれぞれに最高のクオリティで上演していて素晴らしかった。来年の『陥没』も今から楽しみです。それにしても、音楽も演劇もものすごい仕事量かつクオリティで、ケラさんって凄いなといつも思う。格好良いよなあ。

お笑いライブは2月にエレ片『コントの人10』、3月に円山スクランブルエッグス『円山町再起動』、8月にKAJALLA#1『大人たるもの』、10月にエレキコミック『金星‼︎』、12月にナイツ独演会『あの山吹色の下着』、『エレ片IN両国国技館』を観に行った。ナイツの漫才を初めて生で観たのだけども、時事ネタ自体の強度よりもフォーマットでいかにいじくり回すかが肝なんだなと大いに笑いながら感心していた。塙さんのおかしさ底知れない。あの「兄から貰ったシリーズ」が大好きすぎます。

エレ片コントライブが今年で一区切りとして終了したり、今立さんが結婚したり、両国国技館でライブやったりと盛り沢山の一年だった。私はその当時はまだ聞いていなかったのだけども、自発的にリスナーを集めるイベントを頻繁に行っていたエレ片の集大成が両国だったのかな、とも思う。あれだけのリスナー(じゃない人も沢山いただろうけども)を両国国技館に集めるなんて、やっぱり凄いよ。

 

映画

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今年の一番大きな変化は映画館へ行く回数が増えたことだ。これまでは年に1、2回くらいだったのが、今年は月に1回くらいのペースで行くようになった。ようやく映画館で映画を観る楽しさがわかった…いくらなんでも遅すぎないか。きっかけは岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』で、めちゃめちゃに没入して泣いてしまったのは映画そのものだけでなくて大きなスクリーンと音響も関係しているんだろうなあとぼんやりと思ったのだった。初めて早稲田松竹にも行った。名画座って楽しいんだな〜ラインナップをチェックするのわくわくしますね。今年は邦画ばかりだったので、洋画にも目を向けたい。

庵野秀明監督『シン・ゴジラ』、新海誠監督『君の名は。』と世間を賑わせた作品も素直に楽しめて嬉しい気持ち。そして、今年を語る上で欠かせないのは片渕須直監督『この世界の片隅に』。映画が素晴らしかったのはいうまでもなく、上映館が拡大してテレビでも取り上げられる頻度が増えている状況もとても嬉しくなりますね。先日のNHKあさイチ』に出演したのんちゃんの生「あちゃー」、今年のぶっちぎりMVPでした。

 

テレビ

トットてれび DVD-BOX

毎週楽しみに見ていたテレビドラマは『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(坂本裕二脚本)、『ちかえもん』(藤本有紀脚本)、『トットてれび』(中園ミホ脚本)、『ゆとりですがなにか』(宮藤官九郎脚本)、『重版出来!』(野木亜紀子脚本)と上半期に集中していた。NHKのドラマは挑戦的かつ丁寧で見応えがある。『いつ恋』は正直なところ中盤や最終話の展開には疑問が残るけれど、1話の手紙や2話でのすれ違い、7話のレシートのシーンがあるだけでも大好きだと思えるドラマでありました。来年1月から始まる坂本裕二の新作『カルテット』に期待が高まりすぎて、いざ始まって自分の期待と温度差が生じるのが怖いので、もう考えるのやめるようにしてます。CMを観る限りこれも杞憂に終わりそう。何より、松たか子満島ひかり高橋一生松田龍平ってキャストの並び見るだけで幸せな気持ちになっちゃう。何度でも言いたい、松たか子満島ひかり高橋一生松田龍平

バラエティ番組では『ゴッドタン』が「劇団ひとりキングコング西野の仲直りフレンドパーク」「エロ格好付け芸人ドッキリ(小島みなみ)」とめちゃくちゃにソリッドな企画を立て続けに放送していて最高でした。キングコング西野超良い奴。ゴッドタンはMC陣がよぼよぼになっても続いてて欲しい。『おぎやはぎのメガネびいき』での矢作さんの結婚発表は聞いてて興奮しました。

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佐久間プロデューサーの番組はオードリー若林がMCの『ご本、出しときますね?』と千鳥の冠番組『キングちゃん』も面白くて毎週楽しく観ていた。上のスクショは『キングちゃん ドラマチックハートブレイク王』での好きなシーンです。どちらも最初から放送クールが決まっていたようで終了したのが残念だけども、年始にスペシャルがあるようでとても楽しみだ。『キングちゃん』の名作「又吉プロデュース王」では作家先生の扱いから抜け出そう!という趣旨があったけども、これって『ご本、出しときますね?』での作家のパーソナルかつラフな側面を引き出していた点とも少し通ずるスタンスだなと思いました。

それから今年は『芸人キャノンボール』や復活した『クイズ☆スター名鑑』、相変わらず面白い『水曜日のダウンタウン』と藤井健太郎プロデューサーの番組も充実していた。内容はもちろん、編集や美術、音楽の格好良さも唯一無二だ。昨日放送された毎年恒例の『クイズ正解は一年後』も面白かったな〜

他には『ドキュメント72時間』『クレイジージャーニー』『そんなバカなマン』なんかを毎週楽しみにしている。こうして好きなテレビ番組を羅列していると、小学校3年生の頃にテレビが好きな友達と3人くらいでそれぞれが毎週観ている番組を書き出したリストを作っていたことを思い出した。当時何を観ていたかとかどんな話をしたかはあまり思い出せないけども、結構幸せな記憶。

 

音楽

Sultry Night Slow

Sultry Night Slow

  • VIDEOTAPEMUSIC
  • ポップ
  • ¥250

一番ライブに足を運んだのはVIDEOTAPEMUSIC。先日のワンマンライブは間違いなく今年のベストアクト!夏フェスの類には行かなかったので完成形を見ることはできなかったのだけど、6月にWWWで行われたVIDEOTAPEMUSIC主催「Sultry Night Slow」でのcero とのジョイントライブも素晴らしかったなあ。あと、立川ギャラリーセプチマでのNRQ、泊との対バン「棕櫚の庭」も印象に残っている。

超ライブ

今年はじめて見たフジロッ久(仮)にも打ちのめされた。アルバム『超ライブ』には何度も励まされている。4月のライブと6月の「CRYまっくすド平日」インストアにしか足を運べずにいるうちに、ろっきーさんに続いて元希さんも脱退してしまった。

Blue Forest

アーバンギャルドの歌姫よこたんこと浜崎容子のソロアルバム『Blue Forest』のリリースがあったことも大きい。前作やこれまでのバンドでのイメージを覆すヴィジュアルや歌詞にドキドキした。やはり、「ANGEL SUFFOCATION」の詞の提供、『粋な夜電波』へのゲスト出演、ライブでの共演と菊地成孔とのコラボレーションにはテンションが上がったなあ。

街の報せ

アルバム購入特典として発表されていたものを入手しそびれていたので、cero 『街の報せ』のリリースも嬉しい。12月に新木場スタジオコーストで見た「MODERN STEP TOUR」での新編成がそれはもう格好良くて、シングルに収録されている「よきせぬ」もライブでのアレンジが進化しまくっていたので、変わり続けるcero の今後が楽しみだ。生まれ変わったらcero みたいな男の子になりたい。

他にも婦人倶楽部『フジンカラー』、鶴岡龍とマグネティックス『LUVRAW』を愛聴しています。それから、Only Love Hurts a.k.a. 面影ラッキーホールのワンマンを2回も見れたことも嬉しかったな〜最高最高格好良い。

 

美術展

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アツコバルーでの『神は局部に宿る 都築響一 presents エロトピア・ジャパン』。秘宝館、ラブホテル、イメクラ、ラブドールを凝縮した濃密空間。私はこのバリエーション豊かな日本エロ文化が一番好き。

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府中市美術館での『立石鐵臣展』。偶然ポスターを見るまでこの画家のことも知らなかったのですが、今年見た中で断トツに好きな作品です。

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川崎岡本太郎美術館での『鉄道美術館』。入り組んだ電車の路線をチューブで表現した栗山貴嗣《東京動脈》をはじめ、インスタレーション中心の楽しい展示。鉄道のヘッドマークや過去のポスターが沢山みれたのも嬉しい。岡本太郎美術館ははじめて訪れたのですが、常設展も凝っていてとても面白かったな〜また行きたい。

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他にも、『旅と芸術展』で見たポール・デルヴォー《森》や、『水-神秘のかたち-』での宇賀神像、『黒田清輝展』でのラファエル・コラン《フロレアル》、『ポンピドゥーセンター傑作展』でのフルリ=ジョゼフ・クレパン《寺院》、『ダリ展』での「ガラの晩餐」などなどが印象に残っている。

 

おざなりではありましたが、最後はカメラロールに眠っているお気に入りの写真をベタベタと貼って締めくくりたいと思います。今年も色々なものを観て聞いて読んで、大変楽しい一年でした。「よいお年を」ってどういうテンションで言うのが正解なのか分からないまま今年も年を越します。

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長崎ランタンパレード

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梅屋敷

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土木展

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四日市コンビナート

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向ヶ丘遊園駅周辺

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都橋商店街

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野毛

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としまえん