ニュースクラップタウン

私事で恐縮です。

2023-01-01から1年間の記事一覧

WHAT'S GOING ON

自分では操作のできないランニングマシンに乗って、ただひたすら足を動かし続けているような夏だった。必死に走っているつもりでも一歩も前には進めず、ずっと息がきれている。 加速と減速を繰り返しながら、ペースをつかんだと思えばまた足が空回りして何度…

ROYALHOST 2023

Saravah

大好きな職場の先輩が退職することになり、寂しくてたまらない。いままでも退職される方を見送ることは何度かあって、しんみりはすれど、ここまでの寂しさ、悲しさは経験がなく、自分でも戸惑っている。 先輩とは映画や音楽、色々な文化の話をすることができ…

永遠の無駄話

自転車で通勤していると、ちらほらと立葵の花が開きはじめていることに気がつく。朝顔に似ているから、真夏の植物という印象が強いけれど初夏が盛りなのだなと毎年思う。日に日に茎を伸ばしてたくさんの花をつける姿が夏の騒がしさを思わせる。栗の花の香り…

美しい夜と朝の風景について

1日中雨の降った4月の半ば、お昼に新宿でウォン・カーウァイ『若き仕立て屋の恋』、渋谷でダニエル・シュミット『書かれた顔』、下北沢でVIDEOTAPEMUSICの即興演目「湖底」を見てから、車の少ない環七を抜けて自宅のある横浜方面のロイヤルホストへ。ドリン…

あこがれ

来ようと思えばすぐに来られるのに、なぜか足を運ばずに時間が経ってしまった場所というのがいくつかあって、伊豆にある「怪しい少年少女博物館」もそのひとつだ。何年も前に、テレビ番組でいわゆる「B級スポット」として紹介されているのを見て知ったのはも…

光合成

ケーキ屋さんには怒られてしまいそうだけど、時間の経ったシュークリームが好きだ。買ってきてすぐに半分食べて、残りは翌朝にとっておく。時間が経ってぽってりと固まったカスタードクリームと、すこし乾いたシュー、クリームがしみてじゅわっとした断面。…

冬の入射角

黄色い蝋梅の花や、白やピンクの桃の花がちらほらと咲き始めているのを見て、その色や形に「桜の季節が近づいている」と思ったところで、自分が梅を桜の前座のように思っていることに気が付く。それは梅に対して失礼なので、いまからは存分に梅の花を愛でよ…

楽しい生活

毎年、12月24日と1月1日にはPIZZICATO FIVE『さ・え・らジャポン』を聴く。さらに冬が深まると、雪の積もる街並みのジャケットが印象的なPIZZICATO ONE『わたくしの二十世紀』をリピートしていて、私の中で年の暮れと冬は小西康陽の季節だ。そんなこともあっ…