ニュースクラップタウン

私事で恐縮です。

平成30年年始報告

f:id:Vanity73:20180102003225j:image新年あけましておめでとうございます。平成30年という区切りのよい数字にして、元号が変わる前の最後の1年であります。だから何だと問われれば特に何もありませんし和暦にこだわりがある訳でもありませんが、1年のはじまりは些細なことも新鮮でぴかぴかに感じられるので書き記してみました。新しく買ったノートの最初のページはいつだって丁寧に書きたくなるものですから。年を越すと昨年のことを話すのはどうにも野暮のような気がしてしまいますが、昨年末の数日間のことも書き残しておきたい気分なので、年末年始を記録したいと思います。

私をスキーに連れてって [DVD]

27日に仕事を納めて冬休みに突入し、28日は神保町シアターのバブル映画特集で和田誠監督『快盗ルビイ』と馬場康夫監督『私をスキーに連れてって』を観賞。どちらも気持ちいいほどに内容が無くて最高だった。可愛くてハッピーならばそれでいいのだ。間違いない。『快盗ルビイ』の小泉今日子真田広之、とにかく可愛い。『私をスキーに〜』は原田知世の可憐さはもちろん良いに決まっているのだけど、黒髪ロングの高橋ひとみお姉さまが素敵だった。翳りのないハッピーな映画で気分を高め、翌29日は好きな人が映画に誘ってくれてふたりで出かけた。数日前から、これもしかしてデートじゃない?デートだよね?と何度も自問自答を繰り返していて、緊張するかと思ったけれど意外とリラックスできてとても楽しかった。素が出すぎてもっと綺麗な食べ方したかったとか、たまにちゃんと話聞いてなかったとか反省は山ほどあるけれど、カフェの窓際の席でおしゃべりした時間なんかを思い出すと今でも満たされた気持ちになる。あの時間に戻りたいという気持ちと、もっと沢山あんな時間を過ごしたいという欲張りな気持ち。多分デートと呼んでよいと思う一方で、おそらく私の気持ちには気付いていて私を満足させるために付き合ってくれたのかなとも思っている。思慮深い人だから、私に変な期待を持たせるようなことはしないのではないか、とも思うけれど、友だちとしてかもしれないし…という堂々巡りを、夕方から約束していた友人たちとの忘年会で延々聞いてもらった。話さないと落ち着いていられない状況で、ずっと同じことを喋ってもちゃんと聞いて盛り上げてくれて本当にありがたい。鍋を囲んでひたすら話し、終電間際まで1時間ほどカラオケへ。盛り上がってくると箸が転がるだけで腹がよじれるほど笑って騒がしくしてしまうので、カラオケが1番よいな。好きな人へのお礼のメッセージを添削してもらって、文末に「おやすみなさい」を付けるか否かで30分悩んだりした。

Mother [DVD]

Mother [DVD]

 

30日はひたすらテレビの前にいた。昨日の『有吉の壁』、アルコ&ピースのやってTRYよかった。あと三四郎の逃げ恥も最高。チョコレートプラネットやタイムマシーン3号がいつも素晴らしい仕事ぶりで好きだ。年末年始は特番に加えて、冬休みの間に『STARWARS』シリーズと、1月から始まる『anone』に備えて未見の『mother』を観るのだ。大忙しだ。飽きないようにスターウォーズⅣ、mother 1.2、スターウォーズⅤ、mother 3.4と交互に見ていたら、ダースベイダーがルークの父親と明かされ、松雪泰子は田中裕子が実の母親であると勘付き、図らずも親子の因果を感じまくる1日となった。夜は『クイズ正解は一年後』をリアルタイムで観る。劇団ひとりの「冨美沢梅男」の言い間違いが妙にツボにはまって思い出すたびにクスッと笑ってしまう。キンタロー。について猛勉強してるのも最高だった。有吉が『クイズスター名鑑』終了を当てていて、相当楽しそうなのにこの温度感が良いんだよなと思った。31日は母の買い出しについて行き、逃げ恥の一挙放送を眺めながら煮物の下拵えをした。いつも読んでいるいくつかのブログが次々と滑り込むように1年を振り返ったり年末にちなんだ記事を更新していて、それらを楽しく読んだ。紅白のひよっこコーナーは正直物足りなかったけれど、このささやかさこそがひよっこだったよなと思い直せばまた彼らの顔が見られて嬉しいものである。椎名林檎は相変わらず完璧で、フィナーレで頭飾りの蝶々を高橋一生吉岡里帆におすそわけし、きっちりと松たか子の隣をキープするデキる女ぶりに惚れ惚れとする。格好良い。年越しはここ数年私の恒例となっている「2355・0655」スペシャルで。静かな時報とたなくじで新年を迎えた。それから、好きな人が新年の挨拶のメッセージをくれて嬉しい。

f:id:Vanity73:20180102150537j:image元日はお雑煮とおせちを食べて、いつからか恒例行事となった浅草へ家族で出かける。一張羅の可愛い着物を母に着せてもらうのだ。出かけるまで時間があったので『スターウォーズ エピソードⅥ』を観た。なんか可愛いやつが沢山出てきて楽しい。お正月のネタ番組も色々と観たかったのだけど、タイミングが悪いのか観たいものに当たらず今年はDVDや録画に時間を費やした。『ゴッドタン マジ歌選手権』はバカリズム×Enjoy Music Clubが最高だった。江本祐介の名曲「ライトブルー」がまさかの…綺麗にメロディにはまっているものだから今後も思い出してしまいそうだ。

f:id:Vanity73:20180103001628j:image2日は佐野のアウトレットにでも行こうかと家族で出かけたものの、高速道路の出口から既に大行列が出来ていたのでスルーして栃木や群馬のあたりをドライブした。郊外の大きな道路に集まるチェーン店のネオン群はそれだけで切ない気持ちになる。いままであまり意識したことがなかったけれど、私は埼玉生まれ埼玉育ちで出かける度にこの同じような景色を見ていて、今も県道の景色が異様に好きなのはこれが私にとっての原風景ということになるのだろうか。車内BGMの選曲権を握っていたので、その原風景にどんぴしゃで訴えかけてくるVIDEOTAPEMUSICやceroを流しながら車に揺られていたのだけれど、最高だった。この日は月が異様に大きくて、昇りきる前の月が山間に浮かぶ姿はハリボテの偽物みたいだった。3日は特に外出はせずに再びテレビの前で過ごした。『キングちゃんSP』のフリースタイルバトル、並み居る猛者たちの中でゴッドタンからの刺客ともいうべき劇団ひとりがシンプルに狂っててやっぱり最高だった。復活するレギュラー放送も楽しみだ。『mother』を最終話まで一気に観てカラカラになるまで号泣する。女たちよ!主演の松雪泰子をはじめ俳優陣が軒並み素晴らしくて、高畑淳子の揺るぎない母親像と田中裕子の所在無さと力強さの共存する女性像に涙する。今更ながら芦田愛菜ちゃんの天才子役ぶりに心酔していたら、お正月番組でめちゃくちゃ大きく成長していてびっくりしてしまった。私だけ時間がねじれている。これで坂元裕二×田中裕子シリーズの最新作『anone』へのウォーミングアップもばっちり。先日テレビで予告を観たのだけれど、ショートヘアの広瀬すず瑛太阿部サダヲの佇まいも完璧で、否応なしに期待が高まる。あとは『スターウォーズ エピソードⅠ』を観た。4日は録画消化デー。ピース又吉脚本のドラマ『許さないという暴力について考えろ』の柴田聡子さんとてもかわいい。藤井プロデューサーの『水曜日のダウンタウンSP』と『人生逆転バトル カイジ』、人間の色々な一面が浮き彫りになっていてバラエティを観た後とは思えない後味だったな。哀しきモンスター黒川明人さんの人間性に深刻に引いてしまう反面でどこか他人事と割り切れない見栄と哀しさもあり。健気に嘘ツイートをするシーンとか泣きそうだった。タクシーの運転手への優しさとレイちゃまへの気持ち悪さがいい塩梅に編集されている…。カイジに出ていたニートチャーハンさん、モテキのときの森山未來に似ていて思わず肩入れしてしまった。

f:id:Vanity73:20180104174558j:image昔から冗談やお世辞を本気にしてしまうタイプで、歩み寄ってみると「いや、違うんだけど…」と齟齬が生じてしまうことが何度かあった。それからは全ての言葉を冗談やお世辞として受け止めて、自分から誘ったりアプローチしたりすることをしなくなった。鬱陶しいと思われるのは格好悪くてみじめだから。いままでそうして気を付けてきたのに、好きな人が優しくしてくれて浮かれてしまって、久しぶりに少しやらかしてしまった。もしかして脈あるのでは!?と思ってしまって不覚にも調子に乗った。ないない、やっぱりない。今年ものたうち回ることと思いますが、よろしくお願い致します。